THE GAUNTLET
監督:クリント・イーストウッド
音楽:ジェリー・フィールディング
主演:クリント・イーストウッド、ソンドラ・ロック、パット・ヒングル、ウィリアム・プリンス、ビル・マッキー
1977年アメリカ映画
平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・
事件の重要参考人である娼婦を護送することになった冴えない中年刑事の奮闘を描いた作品。
組織や警察内部の裏切りに対し、イーストウッドがダメ刑事の「男の意地」を見せます。
が、彼はダーティ・ハリーのイメージが強すぎでダメ刑事に見えないところがご愛敬。
娼婦役を演じるのは当時、イーストウッドといい仲だといわれたソンドラ・ロック。
でもこの二人、10数年後に破局を迎えるのでした。
ソンドラ・ロック、今どこへいっちやったのでしようね。
この映画はクライマックスのバス銃撃シーンが有名で、
警官をずら~っと並べてイーストウッドたちが乗るバスを蜂の巣にしていきます。
突っ込みどころはいろいろありますが、アクションとロマンスがうまくブレンドされた良くできた作品だと
思います。
音楽は、イーストウッド作品を数多く手がけたジェリー・フィールディング。
後にイーストウッド作品のほとんどを手がけることになるレニー・ニーハウスは、
ジェリー・フィールディングとつながりのある人です。(アレンジャーだったかな?)
刑事ものにジャズというのは70年代の定番だったように思います。
本作はアート・ペッパー、ジョン・ファディスを始めいろんなジャズメンが参加した本格的なジャズ・スコアになっています。
中でも、オープニング・シーンで流れるテーマ曲は気だるい雰囲気がすごく良く出ていて映像と見事にマッチしています。
途中のトランペットソロも最高にキマッっています。
劇伴のスリリングなジャズ・チューンも快調です。
ラストのクライマックス・シーンで流れたマリアッチ風なジャズもしっかり収録されていて、聴きどころの多いアルバムです。
スネア・ドラムを多用するところ等は、この人の特徴ですね。
サントラ単体でもジャズ・アルバムとして十分鑑賞に堪える作品だと思います。
同じ時期に製作された「ダーティ・ハリー3」より、こっちの方がずっとコマーシャルで聞きやすいアルバムです。
サントラCDは、なかなか発売されませんでしたが、まずフランスのワーナーレーベルから発売されました。
しかし、何故かジャケが冴えない写真ジャケに差し替えられていて、購買意欲が沸かず、そのまま放置プレイでした。
その後、米PERSEVERANCEレーベルからLPと同内容で、リマスタリングされた上に、ジャケはあのフランク・フラゼッタによるLPジャケと同じCDが、限定3000枚で発売されています。
・・・と、ここまでが過去記事。
現在では、ダウンロード版が入手可能になっています。
ランキング参加中です
みなさんの応援ポチを励みに更新頑張ります(^o^)
よろしかったら、ポチッとクリックお願いします♪
↓
にほんブログ村