FIRESTARTER
監督: マーク・L・レスター
音楽: タンジェリン・ドリーム
出演: ドリュー・バリモア、デヴィッド・キース、ジョージ・C・スコット、マーティン・シーン、アート・カーニー、ルイーズ・フレッチャー、ヘザー・ロックリア
1984年 アメリカ映画
平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・
(タンジェリン・ドリーム作品のの連投です。)
当時まだ子役だったドリュー・バリモアを主演に持ってきたSFスリラー。
ストーリーは、アメリカ政府が学生を被験者にして薬物実験を行い、その被験者同士が後に結婚して女の子が生まれます。
その子が自然発火という超能力を持っていたことから、
これを軍事転用しようとする政府の機関に父子が追われることになる・・・というお話。
スティーヴン・キングのベストセラーを豪華キャストで映画化しています。
途中若干間延びする感はしますが、ラストには怒りに震える女の子が容赦ない火球攻撃を繰り出し、悪党を一網打尽にするというカタルシスが待っています。
ただ、今観るとちょっとSFXがしょぼいかもしれません。
音楽は、ドイツのプログレ・ユニット、タンジェリン・ドリーム。
サントラは国内発売されなかったように記憶していますが、スコアとしては素晴らしい出来でした。
乱暴な言い方をすれば、「恐怖の報酬」と「ザ・クラッカー」を足して二で割ったようなスコアです。
その中でも、テーマ曲とチャーリーのテーマは秀逸です。
タンジェリン・ドリーム特有のちょっと哀しげな曲調がこの作品にはぴったりでした。
「ザ・クラッカー」ほどコマーシャルになりすぎず、「恐怖の報酬」ほどアンダースコアに徹していないという感じです。
タンジェリン・ドリームのサントラといえば、
アルバム1枚分の曲を半分にスライスして2枚の作品を作っているんじゃないかと思ってしまうほど、
うすっぺらい楽曲が多いのですが、この頃はまだ濃厚なスコアを出していた頃です。
タンジェリン・ドリームの作品としては、「ザ・キープ」「ザ・クラッカー」と並んで好きな作品です。
・・・と、ここまでが過去記事。
サントラは、LPとCDが発売されましたが、長らく再発されず、CDは結構なプレミアがついた時期があります。
そして、遂にこの度リマスターしたものが再発されることになりました。
オリジナルと同じ米Vareseレーベルから増曲なしの1500枚限定で発売されます。
発売日は、7/22だそうです。楽しみです。