ENTER THE DRAGON
監督: ロバート・クローズ
音楽: ラロ・シフリン
出演: ブルース・リー,ジョン・サクソン,アナ・カプリ,ジム・ケリー、アンジェラ・マオ・イン、 サモ・ハン・キンポー、ジャッキー・チェン、チャック・ノリス
1973年 香港/アメリカ映画
平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・。
前回「死亡遊戯」を紹介したので,順番が逆になりましたが、今日は「燃えよドラゴン」を紹介します。
ストーリーは、麻薬組織のボスを追う捜査機関からの依頼を受けたカンフーの達人が、要塞島で開催される武闘大会に潜入し、ボスの正体を暴き組織を壊滅させる・・・というお話。
ブルース・リーのカンフーアクションの最高峰とも言える作品です。
カンフーに潜入サスペンスを織り交ぜ、上映時間は短いものの一級のサスペンス・アクションに仕上げています。
ノン・クレジットですが、サモ・ハン・キンポー、ジャッキー・チェン、チャック・ノリスが出ているようです。
どこに出てたか探してみるのも面白いかと思います。
後のジャッキー・チェン「◯拳」シリーズのアクションを見た後に改めてブルース・リーのアクションを見ると、
あちらはコメディの要素が強いとはいえ、本物のアクションを感じさせるスピードと重量感があります。
ジャッキーのは寸止めな感じだけど、ブルース・リーのは本気で殴ってる感じがして痛そうです😅
音楽は,ラロ・シフリン。
70年代初頭、一番脂の乗っていた時期のシフリンの作品で,彼の代表作の1つでもあります。
カンフー映画といえばこのフレーズが思い浮かぶほど、当時はヒットしたテーマ曲です。
ジャズやレア・グルーヴのエッセンスを盛り込んだ軽快なアクション・スコアで,
特にテーマ曲は豪快かつオリエンタルなフレーバーが散りばめられた躍動感溢れる名曲です。
イントロの重厚なブラスとラーメン音楽的なメロディの掛け合いが絶妙です。
これに怪鳥音がS.E.で被ります。
テーマメロは、よく聴くと意外にもシンセサイザーがリードを取っていることに気付きます。
聴き直してみると意外な発見の多い作品です。
劇伴では、パーカッションの応酬が「燃え」る「The Big Battle」がオススメです。
とてもスリリングな曲で,途中で2拍3連になるところなど,シンコペーションもカッコいい。
LP時代にはシングル盤のB面に入ってました。
アルバム全体を通して高いテンションを維持したまま、ラストのテーマ・リプライズまで突き進む音は圧巻です。
なお,本作には通常盤の他に海外で完全盤(全17曲入り)が出回ったことがあります。
たしか,アニバーサリー企画で出たDVDの付録だったように思います。
未聴ですが,是非聴いてみたいなあ。
・・・と、ここまでが過去記事。
その後、さらにメイン・タイトルのオルタネート・バージョンを追加した全18曲入りのエクステンデッド・バージョンを入手したのですが、テーマ曲に怪鳥音が入ってなかったような気が・・・。
でも今手元にディスクが無いので確認できません😅
18曲入りのCDは、残念ながら今ではプレミアがついてます。