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Channel: サウンドトラック秘宝館
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第4の核

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THE FOURTH PROTOCOL
監督:ジョン・マッケンジー
音楽:ラロ・シフリン
出演:マイケル・ケイン、ピアース・ブロスナン、ジョアンナ・キャシディ、ネッド・ビーティ、ジュリアン・グローヴァー、マイケル・ガフ、レイ・マカナリー、イアン・リチャードソン
1986年 イギリス映画


フレデリック・フォーサイス原作のサスペンスを、フォーサイス自身が脚本と製作総指揮も手掛けたスパイ・サスペンスの1本。
世間での評価はどうか分かりませんが、マイケル・ケイン主演=傑作という凝り固まった方程式を持つ僕の目には、この映画、スパイ・アクションの傑作にしか見えません。
ストーリーは、NATO壊滅を目論むKGBの大物から命を受けたソ連の工作員が、イギリス国内の米軍基地で核兵器を爆発させるため、密かに入国します。これをMI-5のベテラン諜報員が阻止するため、工作員と対決する・・・・みたいなお話。
マイケル・ケイン=ハリー・パーマーVSピアース・ブロスナン=007という面白い対決が見られる映画でもあります。
まあ、ピアース・ブロスナンの方は007に抜擢される前なので、
それなりにエゲツない悪役になってました。


音楽は、ラロ・シフリン。
この人は70年代にはジャズテイストのカッコいいアクション・スコアを書いてましたが、
80年代に入ると割と真っ当なオケスコアが多く、70年代調のご機嫌なスコアを期待すると
裏切られることが多々あります。
本作もそんな1本で、イメージとすれば「鷲は舞い降りた」あたりを想像していただければよいかと思います。
タイトル・トラックはキャッチーとは程遠いアンダースコア系で、
本作を印象付けるようなカッコいいテーマもついてません。
でも、シフリン・ファンならキラいじゃないだろうなあ、この手のトラック。
地味なアンダースコアでも、シフリンのペンになるものとすぐ分かる楽曲が揃っていて、
特にストリングスの使い方なんかモロです。
ヒロイックなモチーフは、最後の最後になってやっとエンド・クレジットで出てきます。
サントラは、イギリス盤CDが廃盤になってからはしばらく発売されず、
やっと今年、米BSXレーベルから1000枚限定でCDが発売されました。
増曲なしですが、国内の輸入盤屋でも割と安価で購入できるのでオススメです。
限定盤になると割と高めなタワレコでも、2500円前後で購入できます。


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