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愛は静けさの中に

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CHILDREN OF A LESSER GOD
監督: ランダ・ヘインズ
音楽: マイケル・コンヴァーティノ
出演: ウィリアム・ハート、マーリー・マトリン、パイパー・ローリー、フィリップ・ボスコ、アリソン・ゴンフ、ジョン・F・クリアリー
1986年 アメリカ映画


今夜は柄にもなくラヴ・ストーリーをご紹介。
何でかというと、たまたまサントラが中古でたたき売りされてたから思わず買っちゃった、というただそれだけの理由。
別に心境の変化があったわけではありません。
なので、この手の映画のレビューはいつものことながらほんと筆が進まなくて困ってしまってます。(^_^;)
ストーリーは、田舎の聾唖学校に赴任した男性教師が、そこで聾唖の女性と出会い恋に落ちる・・・・というお話。
主演のマーリー・マトリンは実際に右耳が全く聞こえないという障害があるそうです。
彼女はもともと素人だったのに、本作でも透明感のある演技が評判を呼んで、
アカデミー主演女優賞を取っています。
でも、劇中マーリー・マトリンが夜中に1人プールで全裸になって泳いじゃうサービス・ショットがあるのですが、
ラヴ・ストーリーが苦手な僕としては、「あれはなんなんだ」という感じがしてなりません。
あえて全裸になる必要があるのかなあと思ったりします。
単なるサービス・ショットではなくて、
ほんとは何かを象徴するシーンだとは思うのですが、
こういうシーンはどうも違和感があって困ります。


音楽は、マイケル・コンヴァーティノ。
「ヒドゥン」という例外もありますが、この人は基本的にヒューマンドラマ系の穏やかなスコアを担当することが多いようです。
シンセとストリングスによる流れるような「癒し」のスコアは、聴いてて非常に気持ちいい。
パーカッションの類が全く使われていなので、最初はなんだか「モワ~ン」とした霧か霞のようなスコアに聞こえますが、
何度も聴くうちに、アンビエント・ミュージックにも思えてしまうから不思議です。
流麗で浮遊感のあるスコアで、若干シンセの音色が好みでないのを除けば
心地よい音をしています。
ただ非常に残念なのは、せっかくの流麗なスコアの合間に、
何故か女性ボーカルによる中途半端なビート感を持った凡庸なポップスが1曲唐突に挿入されていること。
ウォーレン・ファケットという女性が歌っているのですが、
「ポップス」としか形容のしようがない特徴の無いどこにでもある歌です。
これは前後のスコアを完全に台無しにしています。
これさえなければ、かなり得点の高いスコアなのですが・・・・。
あと、劇中で使われたバッハの「二つのヴァイオリンのための協奏曲第2楽章」も収録されています。
こっちですらアンビエントなスコアの中では、なんとなく浮いてしまっています。
あともう一つ気になったのは、全編同じような穏やかなストリングス・チューンなので、
起承転結のない一本調子なサウンドが最後の最後まで続いて、いつの間にかサントラが終わってしまう点。
気持ちいいサウンドのまま唐突にCDが終わってしまう感じがします。
サントラは、米盤と日本盤ではジャケが違います。
米盤は白黒で恐ろしく地味なジャケ。
一方の日本盤は安直なカットではありますが、
主人公の2人が向き合うショットをあしらった写真ジャケが採用されています。


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