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バトル・クリーク・ブロー

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BATTLE CREEK BRAWL
監督:ロバート・クローズ
音楽:ラロ・シフリン
主演:ジャッキー・チェン、ホセ・ファーラー、クリスティーネ・デ・ベル、マコ
1980年 アメリカ/香港映画


・・・今日はかなり古い過去記事に追加してます。


ゴールデン・ハーヴェストプロ製作によるジャッキー・チェンのアメリカ映画初主演作。
ブルース・リーの「燃えよドラゴン」と製作、監督、音楽がかぶってます。
アメリカ南部の町で繰り広げられる格闘技の世界選手権を舞台にジャッキー・チェンが大暴れします。
ここでは、「酔拳」のような京劇の流れを汲むようなコミカルなアクションだけではなく、
ハリウッド風のアクションも見られます。
他にスタントなしのローラースケート・アクションなどもあり、
後の「プロジェクトA」などで見られる目まぐるしいアクロバットの連続の原点を見ることが出来ます。


音楽は「燃えよドラゴン」と同じくラロ・シフリン。
このサントラは結局日本でしか発売されず、CD化もされていません。
ラロ・シフリンは、自らのレーベルALEPHで、過去の自作をCD化していますので、
是非、この作品もCD化して欲しいものです。
本作のテーマ曲は、「燃えよドラゴン」のダイナミックな作風とは対照的な軽やかなジャズスコアになっています。
ウッドベースにブラシッシングのスネア、これに弦をスティックで叩いたような音や口笛が重なり、
必要最小限の音ですごい存在感を出しています。
音はカスカスで、乾いて軽いですが、すごく乗りが良くジャジーです。
ラロ・シフロンは「燃えよドラゴン」のイメージが強すぎて、
あの音を想像すると肩すかしを食らうかも知れませんが、これは大傑作だと思います。
自身のバックグラウンドを生かした、当時としては新たな境地を開く音でした。
(ラロ・シフリンと言えば、「オフサイド7」や「スカイ・ライダーズ」もCD化して欲しいなあ。)


・・・・・と、ここまでが過去記事。
「スカイ・ライダーズ」はめでたくCD化されましたが、「オフサイド7」はまだ。
「マニトウ」や「突破口」共々CD化して欲しいものです。
今日、久々にアナログLPを引っ張り出して聴いてみたのですが、やっぱりカッコいい。
ドラムがいい。ウラで入るバスドラが絶妙です。
こういうドラム叩けるといいなあ。憧れます。
発売当時は、まだ子供だったので派手な劇伴を期待していて、
カスカスの音に絶句したものでしたが、今聴くと「燃えよドラゴン」よりこっちの方がしっくりきます。
ジャズのエッセンスがかなり効いた軽妙なアルバムです。
LPはイタリアでも発売されたという情報もありますが、現在ではそこそこのプレミアが付いているようです。
素晴らしいスコアなので、是非CD化してもらって、たくさんの人に聴いてもらいたものです。


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