アントマン

ANT-MAN
監督：ペイトン・リード
音楽：クリストフ・ベック
出演：ポール・ラッド、マイケル・ダグラス、エヴァンジェリン・リリー、コリー・ストール、ボビー・カナヴェイル、マイケル・ペーニャ、ティップ・“T.I.”・ハリス、ウッド・ハリス、クリス・エヴァンス、セバスチャン・スタン

「アベンジャーズ」ものの１本。
「1.5㎝のヒーローって、一体何が出来るんだろ、ミクロマンかよ」と思って、
あんまり期待せずに観たのですが、意外に面白かった。
後でスタッフをみてみたら、エドガー・ライト（原案、脚本）の名前があって納得。
もともとエドガー・ライトが監督するはずだったようで、彼が監督していたらもっと面白くなってたような気がします。
全体的にコミカルな味付けが施されていたので、肩の力を抜いて観れました。
劇中、機関車トーマスのおもちゃが巨大化するシーンには笑ったなあ。
ストーリーは、刑務所から出所したばかりの金庫破りのプロが、あることをきっかけに
人間を小型化するスーツを開発した博士に協力して、自ら「アントマン」になることに・・・・というお話。
マイケル・ペーニャをはじめとする主人公の泥棒仲間がいい味を出していました。
エンディングに、キャプテン・アメリカたちが出てきて、
「アベンジャーズ　シビル・ウォー」につながるのか？という含みを残してます。
その「シビル・ウォー」ですが、今月末にはもう公開されるんですね。
マーベルものって、回転が早いなあ。

音楽は、クリストフ・ベック。
この人、最近の作曲家の中では中堅どころというイメージがあったのですが、
このところこの人が手掛ける作品をよく観るようになりました。
本作では、最初はスコアは控えめで、モチーフもはっきりしない感じですが、
段々スリリングなスコアが入ってきて、そのうち「アベンジャーズ」風なダイナミックなスコアまで顔を出し始めます。
最終的には結構「燃える」好スコアという印象に早変わり。
エンド・タイトルでは、「アイアンマン３」そっくりな雰囲気のスコアが登場。
エレキギターがフィーチャーされて、メロまでエレキで弾いちゃいます。
スコアのアクセントとして、ラテン調になるところが面白い。
チカーノ・ロック風になっちゃうのですが、こういう感じのスコアってアクションものには珍しい。
なお、劇中使用されるグルービーな曲は、
スコアではなく、なんとロイ・エアーズやコモドアーズのインスト曲を使ってます。
通だねえ。泥棒準備のシーンにばっちりハマっていました。
サントラには、スコアの他にこれらの曲をはじめとする劇中使用曲も何曲か入っています。

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