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ガンマン大連合

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VAMOS A MATAR, COMPANEROS
監督:セルジオ・コルブッチ    
音楽:エンニオ・モリコーネ    
出演:フランコ・ネロ、トーマス・ミリアン、ジャック・パランス、フェルナンド・レイ、イリス・ベルベン
1970年 イタリア/フランス/西ドイツ映画


これ、迂闊にも今まで紹介したことがなかった・・・・・・、

 

ということで、久々にマカロニ・ウェスタンをご紹介。
マカロニ・ブームも下火になりつつあった時期に製作されたセルジオ・コルブッチ作品。
「豹(ジャガー)」に引き続き、同じようなスタッフ、キャストで製作された1本。
大袈裟な邦題が大作を思わせますが、スケールはそれほどでもありません。
ただ、メキシコの農村を中心にチマチマとお話しが繰り広げられるマカロニ作品もある中、
一応メキシコとアメリカを舞台にお話しが展開します(あくまで一応ですが・・・)。
フランコ・ネロもスウェーデン人の武器商人という設定で、国際色を出そうとしています。
まあ、同じような年にセルジオ・レオーネが「夕陽のギャングたち」で同じようなメキシコの動乱を題材に
マカロニを撮っていて、ここではジェームズ・コバーンがアイルランド人の爆破のプロを演じています。
スケール的にはどうしても「夕陽のギャングたち」に軍配が上がりますが、
アクションに徹した本作もなかなかの出来栄えで、「クサい」ラストシーンを除けば、本作もかなり頑張っています。
パロディの要素もあり、フランコ・ネロの出世作「続・荒野の用心棒」に出てきたマシンガンにそっくりなのが出てきたり、
銀貨で命拾いしたりと遊んでます。

 

 

 

音楽は、巨匠エンニオ・モリコーネ。
テーマ曲は、モリコーネのマカロニ節がダイジェストで紹介されるような楽しい曲になっています。
ソロの部分で、口笛、エレキ、奇声、トランペット等々、モリコーネのマカロニ・チューンに出てくる印象的な楽器(声)が
総動員され、ファンは思わずニンマリの出来栄え。
巨匠のセルフ・パロディとも思える内容で、この曲は一聴の価値ありです。
テーマメロ以外にも、登場人物に合わせて複数のモチーフが用意されていて、バリエーション豊富で聴いていて飽きさせません。
牧歌的な曲からドラマチックな曲、メキシコを連想させる曲など、巨匠の貫禄の仕事ぶりを堪能できます。
本作では、まだブルーノ・ニコライが指揮を担当しています。
サントラは、公開当時はシングル盤しかなかったように記憶していますが、
後年になって何度かCD化されています。
日本のヴェリタ・ノーテから出た24曲入りのものが決定版という感じで、
ステレオ・マスターから音源を取ってクリアな音を実現しています。
ソース・ミュージックなども収録されています。
今では、この日本盤はかなりのプレミアがついてしまっていますが、
2年前に伊GDMレーベルから出た限定盤のCDが曲数が同じなので、
ほぼ同じ内容になっているのではないかと思われます。
こちらのイタリア盤は300枚限定となっていますが、どうやらまだ入手可能なようです。
但し、ジャケはイタリア盤シングルのデザインを採用した日本盤の方が断然良いです。

 

 

 

 

 

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