EX MACHINA
監督:アレックス・ガーランド音楽:ベン・ソールズベリー、ジェフ・バーロウ
出演:ドーナル・グリーソン、アリシア・ヴィカンダー、オスカー・アイザック、ソノヤ・ミズノ
2015年 イギリス映画
「わたしを離さないで」などの脚本で個人的に注目していたアレックス・ガーランドの初監督作品。
メイン・キャストは4人。そのうち1人はセリフもありません。
さらに、4人のうち2人が女性で2人ともお○ぱいが出ます(Kazzpさん向け情報)。
ほとんどが密室の中で繰り広げられる特異な作品ですが、サスペンスフルで飽きさせません。
ストーリーは、世界的な検索サイトを運営する巨大企業の青年社員が社内懸賞に当たり、社長の別荘に招かれます。
そこでは、社長がひそかに人工知能研究に没頭していて、青年社員はそこで人工知能の実用性やヒューマニティについてテストをすることに協力します。
人工知能として紹介されたのは、美しい女性型のロボットで、青年はそのロボットをテストするうちに特別な感情が芽生え始める・・・・というお話。
会話劇が中心なので、ユルユルとお話が展開しますが、ラストに向けての急展開がなかなか見応えありです。
観終わって、「わ~、面白かった~、パチパチ」という感じにならない、どんよりとした気持ちになる作品ですが、
英国製のSFってこういうのが多くて好きです。
音楽は、ベン・ソールズベリーとジェフ・バーロウ。
ジェフ・バーロウって・・・、と思ってたら、やっぱり英国のユニット「ポーティスヘッド」のジェフ・バーロウでした。
ブリストル・サウンドが流行ってた頃、女性ボーカルをフィーチャーしたどんよりとした暗いサウンドが刺激的なアルバムで注目されたユニットです。これまでに3枚ぐらいアルバム出してるんじゃないかな。
当時、トリップホップとかいう訳のわからないジャンルにカテゴライズされて気の毒なユニットではありました。
かなりサントラを意識した映画的センスに溢れるユニットだったので、恐らくサントラの仕事が回ってきたのではないかと思われます。
ベン・ソールズベリーは、TVシリーズなどで既にサントラの仕事をやっていた人で、ジェフ・バーロウとは変名ユニットDROKKでコラボした経歴のある人です。(DROKKのアルバムは、「ジャッジ・ドレッド」用に作ったボツスコアという噂が・・・・。)
全編アンビエントでエレクトロニカなサウンドが展開する作品で、空気のようなスコアが中心です。
ピアノやエレキギターのアルペジオを淡々と流すような曲が多く、本編を観ずに聴くとあまり面白くないかもしれません。
サントラは、前半がもわ~んとしていますが、後半に向かって不穏なノイズ系のスコアが登場して盛り上がりをみせます。
この映画のサントラ、ダウンロード版の方がCDよりも曲数が少ないという変わり種。
CDは2枚組で、ダウンロード版より曲数が10曲多く20分長くなっています。
こういう最近の流れに逆行するな配慮がCD派のおっさんにはうれしいなあ。
(実はLPも出ていて、LPが2枚組だったせいもあるかも知れません。)
・・・・ということで、これが本年最後の更新となります。
今年は、仕事の環境が大きく変わったこともあって、なかなか更新できませんでしたが、
気長にお付き合いいただきありがとうございました。
本当は、今年1年を振り返り、気に入ったサントラのランキングでもしようかと思いましたが、
今年公開された映画のサントラ自体をあまり聴いていないことに気づき、やめました 笑。
来年も時代錯誤なサントラを中心にメインストリートから外れた記事を更新することになると思いますが、
どうぞよろしくお願いいたします。
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