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Channel: サウンドトラック秘宝館
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ピエロがお前を嘲笑う

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WHO AM I - KEIN SYSTEM IST SICHER
監督:バラン・ボー・オダー    
音楽:ミヒャエル・カム    
出演:トム・シリング、エリアス・ムバレク、ヴォータン・ヴィルケ・メーリング、アントニオ・モノー・Jr、ハンナー・ヘルツシュプルンク、トリーヌ・ディルホム、シュテファン・カンプヴィルト    
2014年 ドイツ映画

 


ハリウッドでのリメイクが決定しているらしいドイツ製サスペンス。
これがなかなか面白かった。
ツッコミどころがどうのこうの言わずにフラットな気持ちでご覧になることをお勧めします。
観客の予想を裏切るどんでん返しが売りの作品ですが、観終わった後もう一度観たくなる作品です。
ストーリーは、ハッカー集団クレイのメンバーが警察に出頭してきますが、
この男、ロシア・マフィアとつながりのあるハッカー界の大物に命を狙われており、
大物逮捕に向けた捜査協力と引き換えに警察に保護を求めます。
この男の話では、ハッカー集団クレイは、遊び半分でハッキングを繰り返すうちに、
ハッカー界の大物に認められたいと思うようになり、次第に危険なヤマを踏むようになり、
遂には連邦情報局の機密情報を盗み出すことに成功しますが、
大物にこの情報を提供したがために、
影で警察に協力していたハッカーの存在がバレてしまい、
マフィアがらみの殺人事件に発展して・・・・というお話。
サイバー空間を地下鉄の車両内に置き換えて見せたり、なかなか面白い作品でした。
でも、ヨーロッパ映画って、ハリウッドでリメイクするとあんまり面白くなくなるような気もするのですが・・・・。



音楽は、ミヒャエル・カム。
スコアは、デジタル時代を象徴するシンセスコアとなっています。
さすがジャーマン・プログレッシヴの影響を感じさせるダークなトーンのスコアで、
時折、タンジェリン・ドリームを彷彿とさせる瞬間もあって、
おっさんには大変楽しめるスコアになっています。
ただ、基本的にはアンダースコアなので明快なメロもありません。
パルス系のシンセ音が硬派な印象を与えます。
サントラは、既成曲とのコンピレーション仕様となっていますが、
既成のテクノが場面によくマッチしていて、選曲のすばらしさを痛感します。
Boys Noize、Fukk Offf、Carpet、Hanuman Tribe、Jaro Messerschmidt & Nik Reichといったアーティストが楽曲を提供しています。
CDは発売されておらず、ダウンロードで27曲入り1時間25分収録のものが入手可能です。

 




 

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