MONKEY SHINES
監督:ジョージ・A・ロメロ
音楽:デヴィッド・シャイア
出演:ジェイソン・ベギー、ジョン・パンコウ、ケイト・マクニール、クリスティーン・フォレスト、ステファン・ルート、スタンリー・トゥッチ、ジャニン・ターナー
1988年 アメリカ映画
「ゾンビ」映画の巨匠ジョージ・A・ロメロ監督が亡くなったそうです。
肺ガンを患っておられたとのこと。享年77歳。
「○○ of the dead」シリーズの次回作が決まっていたという話もありますので、非常に残念です。
ということで、追悼の想いも込めて、本ブログで紹介したことのないロメロ作品をアップしてみました。
「死霊のえじき」で、ある意味ゾンビものの頂点を極めた師匠が次に描いたのは正統派サイコスリラー。
特殊メイクとトム・サビーニが担当していますが、ゴア描写はほとんど無かったような記憶が・・・・。
ストーリーは、交通事故によって首から下が麻痺してしまった青年の下に、ヘルパーとして訓練された1匹の猿が贈られます。
この猿は、ヘルパーとして訓練されていただけでなく、人間の脳細胞のエキスが注入されていたことから、
青年の意識を察知する能力が芽生え、青年が怒りを感じた相手を攻撃するようになり、遂には殺人を犯すようになる・・・というお話。
高い知能を持った猿が人間を襲うというと、
どうしてもリチャード・フランクリンの「リンク」を想起させてしまうのがちょっと残念。
でも、個人的にはなかなか面白い作品だったと記憶しています。
音楽は、デヴィッド・シャイア。
正統派サスペンススコアで、オケを使った生真面目な作風が印象的です。
サスペンス描写には、マイケル・J・ルイスあたりを彷彿とさせる部分があったり、
かなりショッキングで唐突な音が入る部分があり、ちょっとドッキリします。
チャカポコと打楽器が鳴るスコアが出てきますが、猿の惑星を意識したのかなあと思ったり・・・。
後半で尺八が登場し、オリエンタルな雰囲気を醸し出します。
メイン・タイトルとエンド・タイトルはストリングスがメインの穏やかな曲調のスコア。
美メロの流麗なスコアもあり、デヴィッド・シャイアならではの手堅い仕事だと思います。
サントラは、公開時には発売されず、2002年になって米FSMレーベルから「さらば愛しき女よ」とカップリングになったCDが2000枚限定で発売されました。
この盤は既に廃盤になっていますが、その後ダウンロード版が発売されていて、i-Tunesでは現在も購入可能です。
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