・・・・今夜は過去記事に追加してます。
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監督:キャロル・リード
音楽:ジョン・バリー
主演:ミア・ファロー、トポル、マイケル・ジェイストン、マーガレット・ローリングス、アネット・クロスビー、ダドリー・フォスター、マイケル・アルドリッジ
1972年 イギリス映画
「ローズマリーの赤ちゃん」とは対照的なミア・ファローの魅力満載のラブ・ストーリー。
監督のキャロル・リードは、この映画が遺作になってしまいましたが、コミカルな味付けを施したロマンチックでとてもほのぼのとした作品です。
会計士の夫が妻の浮気を疑って、変な名前の探偵クリストフオルーに素行調査を依頼します。
調査の結果、妻はヒマな一日、1人で街を散策して過ごしているだけだったのですが、
妻は自分の行く先々に現れては、一歩離れて無言で暖かいまなざしを向ける男(探偵)の存在に気づきます。
お互い言葉を交わすことはないものの、次第に好意を抱いていき‥‥というお話です。
劇中、探偵の言葉に夫が妻の浮気現場を妄想し(実際に妻が若い男と抱き合うシーンがオーバーラップします)、
顧客からの相談がまるでうわの空になってしまうくだりの描写がかなり笑えました。
また、上流階級の人たちとのパーティの中で、犯罪者に科す刑罰の話題になったとき、
誰かが「昔は泥棒した者の手を切っていたらしい。」と話すと、
ミア・ファローが「レイプ犯はあそこを切っちゃえぱいい。」とケロッとして言うところも笑えました。
ミア・ファローが、一瞬ミラ・ジョヴォビッチに似てる瞬間があって「ドキッ」とします。
この映画を観ると、相手を束縛したり、ヤキモチもほどほどにせんといけんなあと考えさせられます。
この映画は、畳み掛けるようなセリフ回しが面白く、アクション・シーンなんか全然無いのに最後までとても楽しく観ることができました。
これこそ映画本来の魅力なんだなあと実感します。
最近の映画は、派手なCGばっかり目立って、中身の無い作品がいかに多いことか‥‥。
お菓子のマカロンを知ったのもこの映画でした(^^;)
音楽は、イギリスの名匠ジョン・バリー。
サントラLPは、なぜか日本でしか(イギリスも出てたかな?)発売されておらず、今ではかなり高額で取引されています。
有名なテーマ曲は、ミア・ファローが歌ってます。
「ローズマリーの赤ちゃん」の主題歌とは対照的な歌ですが、なんとも危うげな歌い方は同じ(^^;)
007シリーズの音楽にも使われていた、チャカポコという音の木琴(^^;)をバックに使って
コミカルなイメージも出しています。
このテーマ曲は、トポルがミア・ファローを尾行するシーンにも使われて効果を上げていました。
「007/ダイヤモンドは永遠に」の主題歌のイントロで使われたキーボードの音色がここでも使われています。
劇伴は、当時の作品らしく基本的にテーマ・モチーフを様々なバリエーションで聴かせる手法が使われています。
さすが、バリーが手がけたスコアらし<、ストリングスやピアノの音が素晴らしい。
中には、サイケな雰囲気満点なソフト・ロック系のインストも入っています。
(サントラにこの曲が入っていたかどうかは記憶が曖昧です。)
こんな素敵なサントラですが、未だにCD化されないのは納得がいきません。
DVDも発売されていないような気がするのですが、どっかから発売されないかなあ。
・・・・と、ここまでが過去記事。
この記事を書いた1年後の2009年に、イギリスのHarkitレーベルからCDが発売されました。
アメリカではLPも発売されたという噂も・・・。
さらに、今ではAmazonでダウンロード版が入手できてしまいます。
なんともいい時代になりました。
とはいえ、苦労して入手した盤がダウンロードであっさり手に入るのも
ちょっと複雑な心境ではあります 笑。
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