THE MEAN SEASON
監督: フィリップ・ボーソス
音楽: ラロ・シフリン
出演: カート・ラッセル、マリエル・ヘミングウェイ、リチャード・ジョーダン、アンディ・ガルシア、リチャード・メイサー、リチャード・ブラッドフォード、ジョー・パントリアーノ
1985年 アメリカ映画
この映画、有名どころが出ていますが、実は本邦劇場未公開。
僕も2年前に米Intradaレーベルから本作のCDが限定発売されたことで、初めてこの映画の存在を知りました。
もちろん、本編についてはこれまで1回も観たことがありません。
ストーリーは、連続猟奇殺人を追う新聞記者のもとに犯人からコンタクトがあり、犯人はその記者にだけ自分が犯した殺人の一部始終を提供、
記者はこれをスクープとして発表する。2人の間には共犯のような奇妙な感覚が芽生えるが・・・・・みたいなお話のようです。
未見なので、どんな映画なのかよく分かりませんが、「グレイフォックス」のフィリップ・ボーソス監督の手堅い演出が冴える佳作だとか。
音楽は、ラロ・シフリン。
この人、83年の「ダーティ・ハリー4」あたりからパッとしないスコアが多くなるのですが、
これは意外な拾い物。
正統派のサスペンススコアで、「ダーティ・ハリー4」や「ダーティ・ハリー5」、「F/X 2」のような
ダサダサな安いシンセとヘンテコ・スクラッチは出てきません。
さすがに曲に60~70年代のような勢いはありませんが、ダイナミックな曲調のものとスローな曲を上手く織り交ぜてバランスのとれた構成となっています。
時折、シフリン節を垣間見ることが出来るのは、この人の80年代のスコアの中では珍しい。
メイン・タイトルは、シャープな切れ味の音が印象的なチャック・フィンドレーのトランペットをフィーチャーしています。
劇伴も、同様にトランペットをフィーチャーしたフュージョンっぽいものやジャズのフレーヴァーが香る曲がいくつも含まれています。
本邦劇場未公開作品なので、このスコアの存在は最近まで全く知りませんでした。
米Intradaレーベルから限定1200枚が発売されたのですが、
音源化されるのは確か初めてなのに、
しっかりステレオ音源で音質もそこそこいいのには驚かされます。
全55曲入り78分収録の長尺盤です。
ランキング参加中です
みなさんの応援ポチを励みに更新頑張ります(^o^)
よろしかったら、ポチッとクリックお願いします♪
↓
にほんブログ村
【全世界1,200枚限定】殺しの季節(THE MEAN SEASON)/ラロ・シフリン(Lalo Schifrin)
¥3,623
Amazon.co.jp
↧
殺しの季節
↧