THE MAD BOMBER
監督:バート・I・ゴードン
音楽:ミシェル・メンション
出演:ヴィンセント・エドワーズ、チャック・コナーズ、ネヴィル・ブランド、クリスティナ・ハート、ナンシー・ホノルド、ハンク・ブラント、ロイス・D・アップルゲイト
1972年 アメリカ映画
・・・・最初にお断りしておきますが、本作品のサントラは発売されていませんし、今のところ発売される予定もありません 笑。
巨大生物モノの監督でお馴染みのバート・I・ゴードンのフィルモグラフィーの中でも一際異彩を放つ怪作。
連続爆弾魔と連続強姦魔という異常犯罪者が、1人だけでも十分恐ろしいのに2人も登場するというとんでもない設定。
ストーリーは、一人娘をドラッグで失い妻とも離婚して社会に恨みを募らせる男が、
手製のダイナマイトで学校や病院を次々と爆破していきます。
捜査を開始した警察は、男が病院を爆破した際に
偶然同じ病院で強姦事件を起こした連続強姦魔に顔を見られた可能性が高いことを突き止め、
まずは強姦魔を見つけ出すための捜査を開始する・・・・というお話。
お○ぱいが沢山出てくるし、被害に遭った女性がほぼ全裸で走って逃げるシーンもあったりで、
今ではとてもお茶の間では放映出来ないとんでもない作品です。
大男チャック・コナーズの切れっぷりもスゴいですが、強姦魔を演じたネヴィル・ブランドの異常者ぶりもスゴい。
ちなみに連続爆弾魔のモンタージュ写真を作成するくだりがかなり笑えます。
輪郭、目、鼻、口と組み合わせて、出来上がったモンタージュ写真が本人の顔そのまんまという、
「そんなわけないだろ!」と突っ込みたくなる珍妙なシーンでした。
音楽は、ミシェル・メンション。
この人が劇場版作品で直接スコアを担当したのは本作品だけのようです。
もともと、ピアニスト(キーボーディスト)のようで、
モーリス・ジャールの「目撃者」や「第五惑星」などではキーボードを担当しているとか。
この人のリーダーアルバムも検索するとヒットしますが、詳細は不明です。
本作品のスコアの雰囲気からすると、現代音楽にも通じる人なのかなと思ったりしてます。
本編オープニングにはチェンバロ?をフィーチャーした現代音楽風の不穏な雰囲気を醸し出すトラック。
終始、不協和音を使った現代音楽風のアプローチが目立ちます。
自転車の車輪を回しているような音や鉄板を叩くような音が出てきたり、前衛的なスコアが出てきます。
本編後半になると、カッコいいジャズ・ロック調のアプローチが出てきて、おっさん的には盛り上がります。
冒頭、紹介したとおり、本作品はサントラが出ていません。
本編の中でかなりスコアが流れていたし、キャストのナンシー・ホノルドが歌う"Reaching Out"という主題歌のようなものもあったりするので、
音源さえ残っていればCD化できるのではないかと密かに期待しています。
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