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サスペリア(リメイク)

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SUSPIRIA
監督:ルカ・グァダニーノ
音楽:トム・ヨーク
主演:ダコタ・ジョンソン、クロエ・グレース・モレッツ、ティルダ・スウィントン、ミア・ゴス、ジェシカ・ハーパー
2018年 アメリカ映画

ダリオ・アルジェントのイタリアン・オカルト・ホラーの傑作のリメイク。
日本公開は2019年1月ということで、当然ながら未見なのですが、
一足先にサントラが10月26日に発売されたのでご紹介。
オリジナルは原色ギラギラのビジュアルのショッキングなホラーでしたが、
リメイクの方はトレイラーを観る限りでは、得体の知れない不気味なオカルト・ホラーという雰囲気が・・・。
こういう雰囲気、結構好きです。
ヴェネチア映画祭で賛否両論だったようですが、期待は高まります。
なんでも、「ソドムの市」や「エクソシスト」を彷彿とさせるような過激なシーンもあるとのことですが、
まさか「ゲロ」や「う○こ」が出てくるのでしょうか。
ストーリーは、ドイツの名門バレエ劇団にやってきたアメリカ人女性ダンサーが体験する恐怖を描いているということですが、オリジナルのファンというルカ・グァダニーノ監督はオリジナルへのリスペクトを残しつつ、
オリジナルとはかなり雰囲気の異なる作品に生まれ変わっているという噂も。


音楽は、「レディオヘッド」のフロントマン、トム・ヨーク。
「レディオヘッド」というと、個人的にはギター・ロックをやってた頃が好きだったので、
「KID A」以降の変貌ぶりには戸惑いましたが、電子音楽への傾倒やポストロック的なアプローチ、
果てはジャズや現代音楽への接近など、刺激的なアルバムの数々はちょっとした癖になります 笑。
そんな中でのトム・ヨークのサントラ初仕事は、やはりエクスペリメンタルな電子音を中心とする
内容。
オリジナルが「ゴブリン」でリメイクにトム・ヨークを起用するとは思い切ったことをしたもんだと思いますが、アプローチは全然違いますが、この起用は有りだと思います。
ドイツが舞台ということで、往年の「CAN」を思わせるクラウト・ロック的なアプローチがあったり、
ピアノとボーカルを中心としたシンプルな楽曲、呪術的なコーラス、不安感を掻き立てる現代音楽的なピアノ、琵琶のような乾いた弦楽器の音色等々、
静寂の中にも得体のしれない不気味さを持ったスコアです。
とはいえ、トム・ヨークの最新ソロアルバムがほとんど電子音だったことから、
本サントラでは楽器のバリエーションが多く、美しい旋律が登場する場面もあるので、
トム・ヨークの音楽に耐性のある方なら、ソロアルバムとして聴けなくもない内容となっています。
CD2枚組のボリュームもすごい。
ゴブリンのようなプログレ的な激しいロックは皆無ですが、なかなかの力作だと思います。

 

 

 




 

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