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料理長(シェフ)殿、ご用心

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・・・・・・今日も過去記事をアップデート。

 

 

WHO IS KILLING THE GREAT CHEFS OF EUROPE?
監督: テッド・コッチェフ
音楽: ヘンリー・マンシーニ
出演: ジョージ・シーガル、ジャクリーン・ビセット、ロバート・モーレイ、ジャン=ピエール・カッセル、フィリップ・ノワレ、ジャン・ロシュフォール、ジジ・プロイエッティ、ステファノ・サッタ・フローレス
1978年 アメリカ映画

 

 

 

「ランボー」の監督テッド・コッチェフが撮ったグルメなクライム・コメディ(?)。
晩餐会に招待されたヨーロッパを代表する一流シェフが次々と自らが得意とする料理にちなんだ方法で殺されていく・・・というお話。
これだけ見るとかなり物騒なお話のようですが、

実はウィットに富んだセリフ回しでコメディっぽい味付けがしてあり、
結構ライトな仕上がりの作品です。
ナン&アイヴァン・ライオンズの原作小説を元に、「サブウェイ・パニック」のピーター・ストーンが脚本を手がけています。
キャストも豪華で、ジャン・ピエール・カッセルを始めフランスのスターたちが一流シェフを演じています。
さらに一番キレイだった頃のジャクリーン・ビセットが出ているのがポイント高し。
この映画、面白くないという人もいますが、僕は子供の頃に洋画劇場で観てそこそこ面白かった印象があります。
原題は「誰がヨーロッパの偉大なシェフを殺したか?」ですが、面白い邦題を付けるものだなと思いました。
 

 

 

 

音楽はヘンリー・マンシーニが担当していることから、本編のオシャレ度が倍増しています。
彼の都会的で洗練された雰囲気と、ナショナル・フィルによる豪華なオケが見事に解け合ったゴージャスなサウンドです。
本作の目玉は、バロック調のラッパから始まる元気の出るマーチ調のメイン・タイトル。
すごくヨーロピアンな雰囲気の流れるようなストリングスとマーチング・スネアの掛け合いが見事です。
また、ジャクリーン・ビセットが演じるヒロインのテーマとして使われる「ナターシャのテーマ」がすごく美しいのが印象的です。
これと好対照をなすのが、とぼけた雰囲気の美食家のテーマ曲。
いろんなモチーフを持ってきて、バラエティに富んだ内容になっていて、とても楽しいスコアです。
サントラ盤はLPが発売されたのみで、未だに未CD化。
いい曲が揃っていたので是非、どっかのレーベルからCD化して欲しい1枚です。
ちなみに日本盤LPは、当時のサントラにしては珍しいエピック・ソニーから出てました。
ジャケもすごくオシャレです。

 



 

・・・・・・と、ここまでが過去記事。

このサントラは、その後2014年に2度CD化されています。

Vareseレーベルからアルバム単独で1000枚限定のCDが発売されたほか、

Legacyレーベルからヘンリー・マンシーニのサントラを集めた9枚組CDが発売され、

6枚目にこのサントラが丸ごと収録されていました。

先にVarese盤が出たことから大喜びで買ったのですが、

後で「暁の出撃」や「地上最大の脱出作戦」なども含むLegacy盤が出てしまい、

もうちょっと待てばよかったと、悔しい思いをしたものです。

 

 

 

 

 

 

 

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