RIO LOBO
監督: ハワード・ホークス
音楽: ジェリー・ゴールドスミス
出演: ジョン・ウェイン、ホルヘ・リヴェロ、クリストファー・ミッチャム、ジェニファー・オニール、ジャック・イーラム、マイク・ヘンリー、シェリー・ランシング
1970年 アメリカ映画
未公開カスモノ・マカロニ・ウェスタンの次はお口直しに本家の西部劇をご紹介。
ハワード・ホークス監督の遺作?になった正統派ウェスタン。
「リオ・ブラボー」と「エル・ドラド」と本作って、設定がよく似てて、
すぐ頭の中でごっちゃになって、どれがどれだかよく分からなくなるのですが、
正式にはシリーズものではないような気がします。
ハワード・ホークス監督の余裕綽々とした演出で、どっしり構えた作風のウェスタンで、
ユーモアも織り交ぜながら、ダイナミックな西部劇が展開します。
ストーリーは、南北戦争中に、金塊輸送列車を護衛する側だった北軍将校と襲撃する側だった南軍将校が、
終戦後に意気投合して、かつての列車襲撃事件の際の北軍側の裏切り者を一緒に探す・・・みたいなお話。
これぞ、ドメスティック・ウェスタンという感じの作風で、
裏切り、リンチ、復讐が横行するパチモン・マカロニ・ウェスタンを愛するおっさんとしては、
優等生すぎてちょっと物足りないのですが、
これが本来の西部劇のあるべき姿なんでしょうね。
音楽は、ジェリー・ゴールドスミス。
本編の冒頭、暗がりにギターとおっさんの手が映され、
延々とソロギターを演奏するという変則的なオープニングが印象的です。
ここでムーディーなギターを弾いてるのは、トミー・テデスコだとか。
ちょっぴりですが、「ランボー」に似て無くもない悲しげなメロがモチーフになっています。
でも、中学生の頃、初めてこの映画をTVで観たときは、
このメイン・タイトル嫌いでした。
ゴールドスミスと言えば、怒濤のオケスコアばかりを期待してた頃なので、
この曲はすごく物足りなく感じたものでした。
でもおっさんになった今では、別に嫌いじゃない。
味覚もそうですが、「音覚」というのも、やはり年ともに変わっていくものなんですね。
劇伴の方は、冒頭のモチーフを生かしながらも、
アクションシーンではしっかりとダイナミックなオケスコアを聴くことができます。
このスコア、以前もベルギーのPrometheusレーベルから限定盤でCD化されていたので、
今回は2度目のCD化となります。
今回は、La-La-Landレーベルから限定3000枚での登場です。
このサントラの惜しいところは、ほとんどの音源がモノラルなところ。
UCLAのミュージックライブラリーから発掘された音源のようです。
今回のCD化にあたっては、追加収録音源の中にステレオ音源のものが5曲入っていますが、
これがPrometheus盤(10曲入り)にも入ってたステレオ音源5曲のことかなあ。
やはり今回も全曲ステレオという訳にはいかなかったようです。
スコア14曲にソースミュージックなど16曲も追加音楽を収録して78分のてんこ盛りです。
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