BODY OF LIES
監督:リドリー・スコット
音楽:マルク・ストライテンフェルト
出演:レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウ、マーク・ストロング、ゴルシフテ・ファラハニ、オスカー・アイザック、サイモン・マクバーニー、アロン・アブトゥブール、アリ・スリマン
2008年 アメリカ映画
リドリー・スコット監督が描く中東を舞台にしたサスペンス・アクション。
ストーリーは、中東で危険な諜報活動にあたるCIAエージェント、本国から指示を出す上司、ヨルダンの諜報機関のトップ、この3人を軸に、国際テロ組織のリーダーを捕捉するという極めて危険なミッションが開始される・・・というお話。
自分は本国で家族と休日を楽しみながら、異国で死と隣り合わせのミッションを遂行するエージェントに涼しい顔で冷酷な指示を出す上司の姿に唖然とします。
ディカプリオ演じるCIAエージェントが身を投じる命懸けのミッションが緊迫感たっぷりに描かれます。
髪の生えているマーク・ストロングもカッコいい。
この人、髪があると痩せたマイケル・ダグラスみたいな雰囲気になりますね。
音楽は、マーク・ストライテンフォルド。
中東の民族楽器を使った乾いたトーンのサスベンススコアはかなりおっさん好み。
全編に渡って中東風なので、感傷的なメロは入る余地のない硬派なスコアとなっています。
ドライなパーカスと枯れた味わいの弦楽器が奏でるスコアはスピード感があってスリリングです。
アクションスコアには、この手のパーカッションが多用されて躍動感溢れるリズムを作り出していて、本編映像を盛り上げます。(「ジェイソン・ボーン」シリーズのスコアにも似た雰囲気があります。)
何故か「羊たちの沈黙」のスコアによく似たモチーフも出てきます。
ダークなトーンのストリングスもいかにも中東風という感じです。
サントラは、CDとダウンロードの両方が発売されています。