ONE ON ONE
監督： ラモント・ジョンソン
音楽： チャールズ・フォックス
出演： ロビー・ベンソン、アネット・オトゥール、Ｇ・Ｄ・スプラドリン、ゲイル・ストリックランド、メラニー・グリフィス、ジェームズ・Ｇ・リチャードソン、エクトー・モラレス
１９７７年 アメリカ映画
平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・
「アイス・キャッスル」の青春スター、ロビー・ベンソンが自ら脚本も手がけた青春バスケットドラマ。
いわゆるスポ根ものですが、「ラスト・アメリカン・ヒーロー」のラモント・ジョンソン監督が、
バスケを通して成長していく一人の青年の姿を爽やかに描いています。
ストーリーは、高校の花形バスケットボール選手だった主人公が、バスケを続けるため奨学金で大学に入ってみると、
大学ではレベルの差を見せつけられ、もともと勉強嫌いだったため、成績もガタ落ち、
チームのコーチからも見放され、遂には学業不振を理由に奨学金をストップされそうになりますが、
家庭教師の女性の愛に見守られ、学業にバスケに励んでいく・・・というようなお話。
ありきたりなストーリーですが、７０年代はこういうベタでシンプルなストーリーのいい作品が結構あったような気がします。
この映画、DVDになっていないのが非常に残念です。
音楽は、「ファール・プレイ」のチャールズ・フォックス。
さらにアルバム１４曲中６曲を７０年代のフォーク・ポップ・デュオ「シールズ＆クロフツ」が歌っています。
なんといっても、しっとりとした１曲目とアップテンポな２曲目がオススメ。
どちらもシールズ＆クロフツの歌ですが、ゴリゴリのデスメタルを聴いた後にこういうのを聴くとほんと癒されます(*^_^*)
シールズ＆クロフツというのは、ジム・シールズとダッシュ・クロフツの２人によるディオのことなのですが、
２人とも出身はテキサス・・・・なんかこのメロウな歌声とテキサスはあんまりイメージが合わないような気がしますが・・・(^^;)
この２人、１９７２年に出した「サマー・ブリーズ」がヒットして、１９８０年まで毎年１枚のペースでアルバムを発売しています。
ちなみに、AORデュオのイングランド・ダン＆ジョン・フォード・コーリーのイングランド・ダンはジム・シールズの弟だそうです。
チャールズ・フォックスのスコアの方も、とても軽やかな音になっていて、
イージーリスニングとクロスオーバーがミックスしたような耳に優しいスコアが集められています。
チャールズ・フォックスのスコアとシールズ＆クロフツのメロウでソフト・ロックな歌が絶妙なハーモニーを醸し出す名盤です。
長らく廃盤のままでしたが、一昨年、７０年代ものの再発が得意な米Rhinoレーベルから遂にCD化されています。
・・・と、ここまでが過去記事。
現在ではi-Tunesでダウンロード版が入手可能です。
