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Channel: サウンドトラック秘宝館
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ゼロ・グラビティ

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GRAVITY
監督: アルフォンソ・キュアロン
音楽: スティーヴン・プライス
出演: サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー、エド・ハリス(声だけ)
2013年 アメリカ映画


「トゥモロー・ワールド」のアルフォンソ・キュアロン監督が描く宇宙空間を舞台に描くサバイバルSF。
出演がサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーの2人だけという大胆な映画。
その分、スリリングな演出と圧倒的な3D映像でカバーしているので、上映時間90分を退屈することなく観ることができました。
しかし、これは劇場で観るべき作品だったなあ。
自分も宇宙空間に放り出されたような臨場感を味わうには劇場のスクリーンが一番。
でも、ちょっとだけ意地悪なことを言えば、もう一回観たいかといえば、
劇場でやるなら再見したいけど、テレビではもう観なくてもいいかなという感じ。
ストーリー自体は極めてシンプルなのです。
スペースシャトルの宇宙飛行士と博士が、船外で修理作業にあたっていると、ロシアの人工衛星の残骸が大量に飛んできて、スペースシャトルにあたってしまい、2人は別々に宇宙空間に放り出されてしまいます。博士はパニックになりながらも何とか地球への生還を目指す・・・・というお話。
米露中の宇宙ステーションを渡り歩くような内容になっているので、たぶんスペースシップが好きな人は楽しめるんでしょうね。
宇宙空間に放り出されるという恐怖は観てる方にもリアルに伝わってくる作品です。
おかげで、また妻からこの映画「怖い」とダメ出しを食らってしまいました。



音楽は、スティーヴン・プライス。
エドガー・ライト監督の「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」のスコアも担当している新人です。
宇宙空間を舞台にしたスコアといえば、僕はクリフ・マルティネスの「ソラリス」が大好き
なのですが、この作品のスコアもなかなかのもの。
シンセとオケの組み合わせのスコアで、前半はノイズ系の無機質なスコアが続き、
奇跡のエンディングに向けて、オケで盛り上げるといったタイプのスコアです。
前半のパニックが発生するスリリングな描写のスコアは、不気味なシンセ音が印象的です。
ピーター・ガブリエルが使いそうな音。
また、宇宙空間をバックにブライアン・イーノっぽい音も聴けます。
クライマックスに向っては、メロディ全開の感動的なスコアが待っています。
アルバムを通して聴くと、本編を音で再体験できる仕組みになっています。
これは、聴きごたえのあるアルバムです。
i-Tunesなどをみると、16曲目の「Gravity」にばかり人気が集中しているようですが、
1曲だけつまみ食いするような姑息なことはせずに、アルバムとして鑑賞すべき作品です。
なお、アメリカでは、限定盤でLPが出ているようです。
いろんな楽しみ方ができそうなサントラです。
宇宙空間というほとんど音の無い世界を舞台にしているので、スコアも重要な役割を果たしています。
是非、本編を観てから鑑賞されることをお勧めします。


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