・・・・今日は、過去記事を思いつきでアップします。
SOMEWHERE IN TIME
監督:ヤノット・シュワルツ
音楽: ジョン・バリー
出演: クリストファー・リーヴ、ジェーン・シーモア、テレサ・ライト、スーザン・フレンチ、クリストファー・プラマー
1980年 アメリカ映画
公開時はお客の入りが悪く、すぐ公開終了してしまったのに、ビデオ化でジワジワと人気が出てきた作品です。
設定が地味だったせいか、食わず嫌いのファンが多かったのだと思います。
ロマンスと時空SFを絡めた作品ですが、古典的な香りもする上品な作品です。
その昔、ビデオ版を観たのですが、ソフトフォーカスがかかったような映像でこれまた幻想的な雰囲気を感じました。
若い劇作家がパーティで知り合った謎の老婦人に「帰ってきて」と言われ、金時計を渡されます。
その後、町で見かけた若い女性の肖像画に心奪われますが、この女性こそ先の老婦人の若き日の姿だったと知り、募る彼女への想いに苦しみ、そして遂には時空を超えて彼女に出会う・・・・というストーリー。
これだけ書くとかなり荒唐無稽な設定に思えますが、上品な語り口のため上手い具合に納得させられてしまいます。
かなり幻想的な作品で、「ジョーズ2」のヤノット・シュワルツ監督の諸作の中でも屈指の出来だと思います。
昨年、心臓発作で急逝したクリストファー・リーヴの確かな演技が光ります。
クリストファー・リーヴといえば、「スーパーマン」シリーズで一躍有名になったものの、
95年に落馬事故で半身不随となり、それでも役者として頑張る姿には頭が下がる思いでした。
音楽は巨匠ジョン・バリー。
ジョン・バリーと言えば「007」シリーズが有名ですが、アクション・スコアだけでなく、実はラブ・ストーリーでも本領を発揮する人です。
いわゆる「バリー節」といわれる、独特のゆったりと流れるようなストリングスに甘く切ないメロディを乗せるという手法です。
ちょっとパターン化していて、どの曲も同じように聞こえるときもありますが、これもまた味わいの一つということで。
その甘いメロディ群のなかでも、本作は白眉の出来です。
本作をここまで美しくも悲しい作品に仕上げた要因の一つにバリーの音楽がある思います。
ロジャー・ウィリアムスのピアノがフィーチャーされていて、とろけるような美しい旋律を奏でます。
特にタイトル曲は、フルート、ストリングス、ピアノと続く甘く流れるような旋律が素晴らしい。
バリーの音楽の他に、ラフマニノフの「パガニーニの主題による変奏曲」が劇中で何度も流れます。
これもまた名曲です。
・・・・・と、ここまでが過去記事。
今では本編の人気もあって、サントラCDは比較的入手しやすく、
米Vareseレーベルからは、再録音盤まで出ています。
再録音盤の方は、10曲も増曲されており、演奏もオリジナルの雰囲気を上手く出していて、
録音の新しさから当然再録音盤の方が音質がクリアです。
こちらもなかなか捨てがたい。
ただ、ジャケットはやはりオリジナルに軍配が上がります。
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