THE ROYAL TENENBAUMS
監督:ウェス・アンダーソン
音楽:マーク・マザースボウ
出演:ジーン・ハックマン、アンジェリカ・ヒューストン、ベン・スティラー、グウィネス・パルトロー、ルーク・ウィルソン、オーウェン・ウィルソン、ダニー・グローヴァー、ビル・マーレイ、シーモア・カッセル
2001年 アメリカ映画
「グランド・ブダペスト・ホテル」のウェス・アンダーソン監督によるコメディっぽいドラマ。
この人は鬼才と言われるだけあって、作品にクセがあって観る人を選ぶのではないかと思います。
僕は楽しめましたが、うちの嫁は冒頭の長々と説明が続く語り口がダメで、集中力が続きませんでした笑。
この人の作品も、コーエン兄弟の作品も、何故か冒頭はつまらないことが多いのですが(笑)、
そのせいで、だいぶ損をしていると思います。
ストーリーは、秀才と言われた兄妹3人の子供を持った恵まれた家族が、いつしか家庭崩壊に陥り、20年後にオヤジ(ロイヤル・テネンバウムというのはオヤジの名前)の回りくどい計らいで、再び家族の絆を取り戻すまでを描いています。
いつものことながら、この監督の作品はキャストがものすごく豪華で見応えがあります。
コメディになりきれてないので、腹を抱えて笑うタイプの映画ではありません。
レンタルでコメディのコーナーに置いてあることがありますが、抱腹絶倒な作品をお望みの方は失敗しますのでご注意を。
アンダーソン作品は映像や美術のセンスは独特のものがあって、毎回楽しめます。
この頃から小説風のチャプターも駆使してます。
音楽は、マーク・マザーズボウ。
80年代のニューウェイヴ・バンド、DEVOのメンバーで、初期のアンダーソン作品のスコアを担当しています。
本作では、弦楽器を中心としたリリカルなものをメインに、優しい感じの上品な作風のスコアを提供しています。
サントラには、スコアは1分前後の短いものが数曲収録されているのみで、
主役は既成曲となっています。
この既成曲の使い方が上手い。
NICOやらVelvet Undergroundやら、The ClashやRamons、Vince Guaraldi Trio、Paul Simon、Bob Dylan、
Van Morrison、果てはオープニングに流れる、Mutato Muzika OrchestraによるHey Judeのカバー演奏。
これだけジャンル違いの雑多なものを配置して全く違和感がありません。
さすがというほかありません。
サントラを聴くと、しっかり映像が浮かんでくるところも素晴らしい。
このあたりのセンスの良さは脱帽ものだなあ。
既成曲をちりばめた歌モノのサントラは基本的に苦手なのですが、数少ないお気に入りの既成曲寄せ集め盤です 笑。
ランキング参加中です
みなさんの応援ポチを励みに更新頑張ります(^o^)
よろしかったら、ポチッとクリックお願いします♪
↓
にほんブログ村
Royal Tenenbaums/Mark Mothersbaugh
¥1,243
Amazon.co.jp
「ザ・ロイヤル・テネンバウムス」オリジナル・サウンドトラック(CCCD)/ポール・サイモン
¥2,621
Amazon.co.jp
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ [DVD]/ルーク・ウィルソン
¥1,543
Amazon.co.jp
↧
ロイヤル・テネンバウムズ
↧