BERMUDE: LA FOSSA MALEDETTA
監督:アンソニー・リッチモンド
音楽:ステルヴィオ・チプリアーニ
出演:アーサー・ケネディ、アンドレス・ガルシア、ジャネット・アグレン、ピノ・コリッツィ、マキシモ・ヴァルヴェルデ、シンツィア・モンレール
1978年 イタリア映画
不朽の名作を紹介してしまった次の日は、パチモンで口直し(逆だろ~。)
以前紹介した「宇宙への旅立ち」の姉妹編ともいえる、マカロニ海洋SFアクション。
「ジョーズ」と「未知との遭遇」を掛け合わせた、とんでもない作品です。
ストーリーは、バミューダ沖で長らく行方不明となっていたダイバーが無事生還しますが、
行方不明になっていた間の記憶が全くありません。
しかし、調べていくと、そのダイバーは引き揚げ作業中に海底に潜むあるものを見つけてしまい、
その結果、記憶を失ったのではないかということが判明します。サメが大量にうごめく海底には果たして何があるのか・・・というお話。
どうせ誰も観ないだろうから、ネタばらししちゃいますが、宇宙人が出てきます。
面白ければ何をしてもいいという、パチモン王国の潔さが素晴らしい。
テレビで放映されたときは、「ザ・シャーク」なんていう中途半端なタイトルがつけられて、
予想だにしない後半の展開を巧みに隠ぺいしています。
おそらく本作を初めてテレビで観た人は、さぞ驚かれたことでしょう。
「宇宙から来たツタンカーメン」系の観客不在「チュド~ン!!」な作品です。
しまいには、エンディングに「The End」ではなく、「?」と出てきます。
アンソニー・リッチモンドことトニーノ・リッチ監督、いったい何がしたかったのでしょう。
両作品にはお互いに使いまわしの映像が登場するし、
経費を節約して2本の作品を同時に撮ってしまい、途中で力尽きたのでしょうか 笑。
音楽は、ステルヴィオ・チプリアーニ。
サントラは、以前「宇宙への旅立ち」等とカップリングで2枚組のサントラが伊Digitmoviesから出ていたのですが、
今回、チプリアーニに強いCris Soundtrack Cornerから本作単独で31曲入りのサントラが発売されてしまいました。
大幅に増曲され、26分の未発表曲を追加収録してあります。
タイトル曲は、かなりロック色の強いインスト。
ベースがかなりアクの強い音を出しています。
サイケなロックがあったり、レアグルーヴなトラックがあったり、基本的にバンド編成のスコアです。
一応、ストリングスが入った曲もありますが、ディスコのバックでよく鳴るようなストリングスです。
1曲だけアコギをバックしたさわやか系の歌ものがあって、チプリアーニが作曲してDouglas Meakinという男性が歌っています。
また、本編の途中から荒唐無稽でスペイシーな展開になることから、
アナログシンセのブニョブニョ感が満点の安っぽいSF風のトラックも入ってます。
まあ、チプリアーニの熱心なファンか、私のようなパチモン好き以外は持っていなくても大丈夫かも 笑。
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