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Channel: サウンドトラック秘宝館
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ヴィンセントが教えてくれたこと

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St. VINCENT
監督:セオドア・メルフィ    
音楽:セオドア・シャピロ    
出演:ビル・マーレイ、ジェイデン・リーバハー、メリッサ・マッカーシー、ナオミ・ワッツ、クリス・オダウド、テレンス・ハワード、キンバリー・クイン、レニー・ヴェニート、ネイサン・コードリー    
2014年 アメリカ映画


ビル・マレーが不良老人を演じるハートフル・コメディ。
僕のお気に入りビル・マレーもとうとうヨレヨレのじいさんを演じる年になったか、としみじみ。
こういう作品は普段自分から好んでレンタルすることは無いのですが、
うちの嫁が基本的に人が死ぬ映画が嫌だ(僕は人が死ぬ映画しか観ない)というので、
家族で映画を観るときは、こういうのを借りて帰らざるを得ません。
まあでも、たまに拾い物があるので、こうして紹介できてるわけですが・・・(#^^#)
ストーリーは、酒まみれ、ギャンブルまみれで近所からも嫌われる独身のじいさん宅の隣に、
シングルマザーとその息子が引っ越してきます。
引越し早々、トラブルに発展しそうになったり、この両家はウマが合いません。
ある時、小学生の息子の子守を頼む相手がいなくて、仕方なくお母さんは隣のじいさんに息子の子守を頼みます。
がめついじいさんは、すかさずお金を要求したうえ、小学生の子供にはふさわしくない場所に連れて行ったり、
けんかの仕方を教えたり、滅茶苦茶です。
しかし、息子は案外じいさんのこと気に入って、お互い意気投合してしまいます。
そして、息子はじいさんの意外な素顔を知ることになる・・・というお話。
この映画、不思議な邦題がついていて、実際にはヴィンセントは大して何も教えてくれません。
要は不良老人の意外な素顔にホロリとしてしまう映画です。
この映画で一番驚いたのが、ナオミ・ワッツ。
最後まで分からなかった。こんな役やっちゃうなんて。

 


音楽は、セオドア・シャピロ。
僕の守備範囲ギリギリのコメディやドラマの仕事が多い人ですが、いいメロを書く人なので、
気が付けばこの人のサントラ結構持ってました。
既成曲とのバランスも考える人で、ドラマにロックの挿入曲が流れれば、スコアもロックっぽいのを持って来たり、
なかなか器用な仕事ぶりです。
ハートフル・コメディといえば、ピアノがメインのオケスコアというのがよくあるパターンのように思うのですが、
本作ではリコーダーがメインの爽やかなスコアになっています。
クライマックスでもこのリコーダーをメインにしたスコアが出てきますが、なかなか新鮮でいい。
既成曲の使い方も面白く、エンディングでボブ・ディランの曲に合わせて、ビル・マレーが延々と鼻歌を歌うのですが、
これまた脱力系でいい味を出していました。
サントラは、スコア盤と歌モノ盤の2種類が出ていますので、ご注意を。
スコア盤はビル・マレーがいい感じに一人で写ってます。

 

 

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