THE MECHANIC
監督:マイケル・ウィナー
音楽:ジェリー・フィールディング
出演:チャールズ・ブロンソン、ジャン=マイケル・ヴィンセント、キーナン・ウィン、ジル・アイアランド、 リンダ・リッジウェイ、フランク・デ・コヴァ、ケヴィン・オニール
1972年 アメリカ映画
男ブロンソンが汗臭く演じる70年代クライム・アクションの1本。
冒頭約10分の暗殺シーンが全くセリフ無しで描かれるほか、
全編に渡ってクールかつハードな雰囲気が素晴らしい。
心理描写が浅く淡々と話が進んでいくので、賛否の別れる作品ですが、
おっさんは大のお気に入りの1本。
やっぱり、この頃のブロンソンはカッコいい。
ストーリーは、メカニックとあだ名される正確無比な一匹狼の殺し屋が、
組織内の旧知の友人を暗殺するよう指示されますが、私情を挟まず淡々とこれをこなしていきます。
その後、あることをきっかけに友人の息子と知り合い、
その才能を見抜き助手として雇うことになりますが、
その息子は組織からある指令を受けていた・・・というお話。
抑制の効いたストーリー展開ですが、爆発シーンやバイクチェイスなど、アクションの見所は満載です。
ラストのどんでん返しも素晴らしい。
この後、アクション・スターとして開花するジャン・マイケル・ヴィンセントもなかなかの好演を見せます。
音楽は、ジェリー・フィールディング。
本編同様の辛口でストイックなスコアで、クールな映像と見事にマッチしています。
テーマモチーフのようなものは皆無で、アンダースコアに始まってアンダースコアに終わるという感じのスコアです。
前半は現代音楽のような感触のスコアですが、後半に行くに従ってトレードマークのスネアが出てきて、
サスペンスを盛り上げます。
全編、高いテンションを保ったスコアが続きますが、このあたりはこの人の真骨頂。
モチーフが無いのにも関わらず、一聴してこの人のスコアとすぐわかる個性はスゴい。
サントラは、2007年(Intrada)と2012年(La-La-Land)の二度CD化されています。
どちらも1000枚ちょっとの限定盤だったのがちょっと残念。
まあ、コマーシャリズムとは無縁のスコアなので仕方ないか。
でも、フィールディング好きには堪えられないスコアだと思います。
最近では、嬉しいことにi-Tunesでダウンロード版が入手可能となっています。
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