LA VERGINE DI NORIMBERGA
監督:アントニオ・マルゲリーティ
音楽:リズ・オルトラーニ
出演:ロッサナ・ポデスタ、ジョルジュ・リヴィエール、クリストファー・リー、ジム・ドレン、パトリック・ウォルトン、ルシール・サン・シモン
1963年 イタリア映画
今夜は、くさのまさんからのリクエストで、60年代マカロニ怪奇映画をご紹介。
パチモンと書かないのは、案外まともな作りで(失礼)ゴシック・ホラーな雰囲気も上々な作品なもので・・・・。
キャストも、「黄金の7人」のロッサナ・ポデスタやクリストファー・リーといったメジャーどころが出ています。
しかし、監督はうちのパチモン作品群ではお馴染みのアンソニー・M・ドーソンこと、アントニオ・マルゲリーティだったりします 笑。
ストーリーは、戦後間もないドイツの古城を舞台に、持ち主のアメリカ人が新婚の奥さんを連れてアメリカからやってきます。
奥さんが夜中に一人目を覚ましたところ、古城の奥の方で女性の悲鳴のようなものが聞こえます。
声を頼りに古城の中を歩きはじめた奥さんは、古城の一室に中世の拷問道具が集められている「展示室」を見つけます。
実は古城の主の先祖は拷問人兼死刑執行人で、その夜以来、古城では忌まわしい出来事が起こり始める・・・・というようなお話。
中世の拷問道具がいろいろと出てきますが、鋼鉄の処女(アイアン・メイデン!)やネズミを使った拷問道具など、
エグそうなアイテムがいろいろと出てきます。
当時の水準からすれば結構良く出来た特殊メイクで、グロい描写もそこそこ出てきます。
音楽は、巨匠リズ・オルトラーニ。
こういう真っ当な作品(笑)であれば、巨匠がスコアをつけても特に違和感はありません。
しかし、ホラースコアにジャズをもってくるあたり、巨匠も思い切ったことをしたもんです(褒めてます)。
たまに「ゲゲゲの鬼太郎」で人魂が出てくる時などに使われる、「ヒョロロロロ~」という音が使われていたりして
時々おどろおどろしい感じになりますが、全体的にはジャズ風味を利かせた正統派オケスコアです。
どちらかといえばアクション的要素とお化け屋敷風ドッキリ要素が強めなスコアですが、
随所でジャジーな表情を見せるところが、やはり何ともユニーク。
テーマ曲もジャズテイストのスコアで、これだけ聴くとゴシックホラーのスコアとは思えません。
愛のテーマっぽい、気だるい雰囲気のサックスチューンもあります。
サントラは、昔LPが出ていましたが、2016年にスペインのQuartetレーベルから2枚組の長尺盤が発売されました。
1枚目が従来のLP音源、2枚目が約55分収録のフィルム音源という内容で、どちらもステレオ収録です。
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