Soleil Rouge
監督:テレンス・ヤング
音楽:モーリス・ジャール主演:チャールズ・ブロンソン、アラン・ドロン、三船敏郎、ウルスラ・アンドレス、キャプシーヌ
1971年 フランス映画
平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・
テレンス・ヤング監督が描く、アクションありお色気ありの痛快ウェスタン。
米仏日のスター競演ということで、当時はかなり話題をさらったのではないでしょうか。
ストーリーは、日本からアメリカの大統領に献上する刀を運んでいた武士が、強盗団に刀を奪われてしまいますが、同じ強盗団に裏切られたガンマンの力を借りて強盗団一味を追う・・・というお話です。
音楽は、モーリス・ジャール。
モーリス・ジャールのウェスタンというと、実はそんなに多くなくて、
「プロフェッショナル」や「戦うパンチョ・ビラ」などは、
西部劇みたいだけど、20世紀初頭が舞台のアクション映画だったりします。「エル・コンドル」もなんとなくビミョーな感じがします。
多国籍スターが出てくる映画なので、通常の西部劇のスコアとはかなり趣の変わった作品に仕上がっています。
一応、日本をイメージした曲もありますが、ジャールの「将軍」に比べると、
ちょっぴり誤解してる感のあるアジアンなテイストになっています。
テーマ曲もウェスタンのスコアとしてはかなり異色。
静かに始まるボレロのような曲で、イントロのリードを取るのはオンド・マルトノ。
オンド・マルトノのとぼけたような音色と、バックのパーカッシヴなオケの対比が見事です。
劇伴奏もモロにウェスタンを意識させるような曲はなく、ウェスタンに定番のハーモニカはちょっとしか出てこないし、
バンジョーももちろん出てきません。
時々、ウェスタンのスコアであることを忘れてしまいそうになります。
良い意味でウェスタンにしては異色なスコアで、
ジャールの傑作のひとつではないかと勝手に思ってます。
サントラは、かつて日本のSLCから出たCDが廃盤になって以降、とんでもないプレミアがついていましたが、
その後、フランス盤のCDが発売され、SLC盤は値崩れしちゃったようです。
フランス盤の方は、ジャケはショボイけど中身はいい仕事をする仏Universalから発売されていて、音質もクリアな紙ジャケ仕様のCDが発売されています。ジャケを気にしなければ、法外なプレミア盤など買う必要はなく、フランス盤をおすすめします。
・・・と、ここまでが過去記事。
いまだダウンロード版は発売されていませんが、フランス盤の中古が今でも比較的安価で入手可能なようです。
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