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ダリオ・アルジェントのドラキュラ

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DRACULA 3D

監督:ダリオ・アルジェント
音楽:クラウディオ・シモネッティ
出演:トーマス・クレッチマン、ルトガー・ハウアー、アーシア・アルジェント、マルタ・ガスティーニ、ウナクス・ウガルデ、ミリアム・ジョヴァネッリ
2012年 イタリア/フランス/スペイン映画



平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・。




イタリアン・ホラーの巨匠ダリオ・アルジェントがホラーの古典「ドラキュラ」に挑戦した1本。
さらに今回は3Dに挑戦しています。
ドラキュラ伯爵に「ヒトラー最期の12日間」のトーマス・クレッチマンを起用して、
そこそこ雰囲気のあるドラキュラになっています。

しかし、そもそも何故今頃になってドラキュラなのか、ちょっと理解に苦しみます。

全体的にテレビムービーのような雰囲気で、映像も劇場用作品にしてはなんだか変な感じです。

肝心のゴアシーンもかなり控えめで、大したことない。
ただこれはレンタルのDVDで観たので、案外劇場公開版はもっとエグいのかも。
レンタルDVDの内容で、R18は厳しすぎるもんなあ。
ストーリーは、書くまでもないドラキュラの王道を行く定番ストーリーで、なんの変哲もありません。

ヘルシング教授をルトガー・ハウアーが演じてますが、あまり存在感がない。

ルトガー・ハウアーじゃなくても良かったんじゃないかと思ってしまいます。

一応、本作品にも監督の娘アーシア・アルジェントが出てきます。お○ぱいまで出しちゃいますが、途中退場

します。

本編中、アーシアをはじめ複数の女優さんのお○ぱいが出てくるので、R18指定になったのかなあ。

でも、この程度の露出ではそんなレイティングにならないんじゃないかと思うのですが・・・・謎です。

まあ、最近のアルジェント作品全般に言えることですが、往年のアルジェント美学のかけらもない作品が多く、正直今回もがっかり。

このところ、ずっとこの監督にはがっかりさせられっばなしですが、これからも新しいのが出る度に観るんだろうなあ(^ ^)








音楽は、ダリオ・アルジェント監督とは長い付き合いのクラウディオ・シモネッティ。
メイン・タイトルは、ゴシックホラーな雰囲気を漂わせるスコア。
失速気味の本編に比べてスコアはなかなか良い感じです。
テルミンのような音が入り、ダニー・エルフマンを思わせるフレーズも。
ただ、元ゴブリンというロックなテイストはあまり感じられず、わりとオーソドックスなスコアを提供しています。
ストリングスの使い方もオーソドックスなスタイルで、
敢えて本格派を狙ったのか、オールドスタイルのスコアになっています。
エンドタイトルに女声ボーカルをフィーチャーした激情型ROCKが登場します。
たぶん、Kiss Me Draculaというシングルがこの曲なんだろうと思いますが、
スコアをモチーフにしながらも、お世辞にも出来はあんまり良くない。
サントラは、CDとDVDがセットになったものが、公開当時、限定3000枚で発売されていますが、
今も比較的容易に入手できそうです。

どちらかと言えば、アルジェントのサントラ、若しくはシモネッティのサントラは全部持っていたいというマニア向けのサントラかもしれません。

と言いながら、実はおっさんも買おうかどうか迷ってます。




・・・と、ここまでが過去記事。

結局、あれからおっさんもCD +DVDのセット買ってしまいました。

現在では、i-Tunesでダウンロード版も入手可能になっています。



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