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北国の帝王

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EMPEROR OF THE NORTH
監督:ロバート・アルドリッチ
音楽:フランク・デ・ヴォール
主演:リー・マーヴィン、アーネスト・ボーグナイン、キース・キャラダイン、チャールズ・タイナー、サイモン・オークランド、マット・クラーク
1973年アメリカ映画

・・・今日は過去記事です。



名匠ロバート・アルドリッチ監督が描くSLアクションの傑作。
1930年代のアメリカを舞台に、列車にタダ乗りしようとする失業者たちとそれを阻止する鬼車掌の闘いを描いています。
こんなしょうもないテーマで2時間を超えるアクション大作を作ってしまうのですから、やはりアルドリッチ監督はスゴイ。
でも逆の立場から見ると、ズルしてキセル乗車しようとする小汚いおっさんたちを
車掌さんが一生懸命排除しようと奮闘するお話なんですよね。
どう考えてもタダ乗りしようとするリー・マーヴィンたちが悪いんですが、
ここではアーネスト・ボーグナイン扮する車掌の方がむしろ極悪人扱い。
オレゴンの大自然をバックに疾走するSLの中での男たちのぶつかり合いが見事に描かれています。
線路に油塗ったり、列車に落書きしたり、失業者たちのやってることは実は子供のいたずらみたいで結構かわいい。
最初は、お互いの知恵比べだったのが、だんだんエスカレートして最後には取っ組み合いのけんかになってしまいます。
リー・マーヴィンなんて、ただのキセル乗車のおっさんなのに「北国の帝王」呼ばわりです(^^;)
なんとも無邪気なアクション映画です。



音楽は、アルドリッチ監督作品を多く手がけているフランク・デ・ヴォール。
実は本作はサントラLPは発売されず、マーティ・ロビンスが歌う主題歌のみが音源化されています。
日本でもシングル盤がリリースされていますが、B面は関係ない曲だったようが気がします。
主題歌は「A Man And A Train」というタイトルで、ピアノのイントロからマーティ・ロビンスの歌が入り、
後半に向けて雄大に盛り上げていく曲です。
マーティ・ロビンスといえば、カントリー・シンガーとして有名ですが、
この曲にはバンジョー弾きまくりカントリー・ソングの雰囲気はありません。
どっちかといえば、ブロンソンのCM「マンダム男の世界」の曲みたいな雰囲気の曲です。
そのせいか、現在入手可能なマーティ・ロビンスのベスト盤にこの曲は収録されていません。
かつて、この曲が聴けるベスト盤CDが1枚だけあったのですが、今では廃盤になってしまっています。
iTunesでも探してみましたが、何種類かある彼のベスト盤にもことごとくこの曲は入ってませんでした。
この歌、もう一度聞いてみたいなあ。



・・・と、ここまでが過去記事。
この記事を書いた数か月後に米Intradaからサントラが発売されています。
限定1200枚なので今では入手困難かもしれませんが、
初の音源化ということで当時は大変喜んだものです。
でも、残念なのは音源がモノラルなこと。ステレオ音源は無かったようです。
さらに、主題歌がビル・メドレーなのです。
マーティ・ロビンスで脳内に刷り込みされている僕にはとても違和感がありました。
しかし、そもそもこの映画の主題歌はどっちが歌っていたのだろう、という疑問が湧いてきました。
本編を長らく観ていないので、どなたか知っている方おられたら教えてください。
(自分で調べないという横着者で、すみません


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