キングスマン：ゴールデン・サークル

KINGSMAN: THE GOLDEN CIRCLE
監督：マシュー・ヴォーン
音楽：ヘンリー・ジャックマン、マシュー・マージェソン
出演：コリン・ファース、タロン・エガートン、ジュリアン・ムーア、マーク・ストロング、ハル・ベリー、ジェフ・ブリッジス、ペドロ・パスカル、エドワード・ホルクロフト、ソフィー・クックソン、エルトン・ジョン、チャニング・テイタムテキーラ
２０１７年　イギリス映画

英国産のご機嫌なスパイ・アクションの続編。
前作でコリン・ファースが殺されてるので、どうなるのかと思ってましたが、
やっぱり一命を取り留めていて、嬉しい復活を果たします。
しかし、頭を撃ち抜かれていてよく蘇生できるなという感じですが・・・笑。
ストーリーは、いまや一人前のスパイに成長した主人公エグジーですが、
彼が所属するスパイ組織キングスマンが、

謎の組織ゴールデン・サークルの魔の手によって壊滅させられてしまいます。
わずかに生き残ったメンバーは、アメリカのスパイ組織ステイツマンに協力を求めますが、
そこで死んだはずの師匠ハリーと再会します。

しかし、彼は記憶を失っていて、かつてのエリート・スパイの面影はありません。
彼の記憶を呼び覚まし、共に戦おうとしますがなかなかうまくいきません。
エグジーたちは、ステイツマンの協力を得ながら、ゴールデン・サークルの陰謀に立ち向かう・・・・というお話。
エルトン・ジョンが本人役で出ていますが、彼の悪乗り演技がかなり笑えます。
前作よりもバイオレンス描写やえげつなさは緩和された感じで、
前作がR15+だったのに対し、今回はPG12になっています。
今回も面白かった。英国映画恐るべし。
次回作にも期待してます。

音楽は、前作に引き続き、ヘンリー・ジャックマンとマシュー・マージェソンのコンビ。
前作でのジョン・バリー風のモチーフもしっかり出てきます。
サントラのオープニングには、ジョン・デンバーの「カントリー・ロード」のメロディも出てきます。
このシリーズのスコアは、いい意味でオールド・スタイルなスコアになっていて、
最近の単に派手なだけのハリウッドアクションスコアとは一線を画す内容になっています。
とても聴きごたえのあるスコアで、このコンビによるスコアには基本的にハズレがありません。
バラエティに富んだ内容で、アメリカンな雰囲気のスコアもあり、
特にサントラのラストに収録されたスリリングなブルーグラス風アレンジのスコアが痛快。
カントリーなバイオリンやバンジョーがさく裂するアップテンポな曲で
エマーソン・レイク＆パーマーの「Hoedown」を思わせる曲調が素晴らしい。
サントラは、米La-La-LandレーベルからCDが発売されていて、
全２５曲７６分も収録されていて大満足です。